星の偏りでわかるその人の個性

ネイタルホロスコープ(生まれた瞬間の星配置図)を読むには、10個の天体が何座で何ハウスで、この星とこの星がアスペクトをとっていて……と専門的な読み解きが必要になりますが

今回は「みただけでわかる!星の偏りから見るその人の個性」という非常に簡単な読み方をお伝えします。

ホロスコープは生年月日、生まれた時間、生まれた場所がわかれば誰でも出力することが可能です。

自分や子どもの星の偏りが、どんなかな?と調べてみると面白いですよ。

ぜひ自分で楽しんでみてください

まず星の偏りとは

ホロスコープを上下左右で区切って、どの場所に星が多いかでその人の個性が出ます。

牡羊座は〜とか水星は〜とかわからない人でも、ホロスコープをパッとみた印象だけで読むことが可能です。

私もネイタルチャート鑑定でも、この星の偏りの話は必ずさせていただく重要なポイントです。

ホロスコープ作成サイトで自分のホロスコープを作成し、上側と下側、右と左でどちらに星が多いかみてみてください。

上下の偏りをチェック

上側に星がいっぱいある人は、社会と関わっていく生活を送る事になります。

社会で活躍していくのは当然!みたいな価値観を持って生まれているわけですね。

子育てだけで家に引きこもってると鬱になる!社会から切り離されて自分の価値観が感じられない!となるのは、上に偏っている方に多いと感じますね。

逆に下側に星がいっぱいあると、社会よりも自分自身の趣味や勉学、園芸など個人で完結するような活動に時間を使う価値観や、そういう人生になっていきます。(推し活に燃える人もこちら側)

下側に偏ってても大きく世間で知られてる人はいて、たとえば宇多田ヒカルさんは見事に下側に偏ってます。

確かにあまりテレビに積極的に出ているイメージは昔からないですね。

引用:宇多田ヒカルのホロスコープ

私は上側偏りなんですけど、来世は下側になりたいと思ってます

左右の偏りをチェック

次は左右でホロスコープを分けてみてみましょう。

左側が自分、右側が他人を表す領域です。

左側に星が偏っている人は、自分自身で人生を広げたり、自分で物事を決めていきたい「自分の人生は自分で運営していきたい(頑固者)タイプ」!

逆に右側に星が偏ってる人は、自分自身で人生を広げるのは苦手で、人と関わる事で影響を受けて人生が広がっていく「他人の存在が必要不可欠」タイプです。

まあどちらのタイプも、誰かと関わったり、自分で決めることは重要なのですが、左側の方が自分運営力が強いので、経営者・自営業になる人が多いですね。

逆に右側に多いと(もちろん星の配置・アスペクトにはよりますが)、会社員や業務委託系のフリーランスが向いていると判断します。

右側に偏ってる人は人のために動いた方がいいんですよね。

こちらはジャパーン!でお馴染みの郷ひろみさんのホロスコープです。

すっごい上側に偏ってて面白いですね!笑色々言いたいことはありますが、今回は割愛するとして。

社会を表す上に8個、自分を表す右に8個。とっても偏っています!

私はテレビを見ないので、現在郷ひろみさんが露出されているかはわかりませんが、現在も現役を貫かれているでしょうし、自分が決めたことは絶対やる!みたいな意志の強さがある方なんじゃないかな〜って思います。

大スターのホロスコープを眺めているだけで面白いんですが、続いてはもっと身近な例としていろんな人のホロスコープを紹介していきますね。

参考!みんなの星の偏りを解説

ではここからは実例として、Xで募集して「いいよ!」って言っていただいた何名かの方のホロスコープを見ながら解説していきます。

上下左右ともに5個ずつだった場合はどうしたらいいの?という方も多いと思いますが、それは太陽と月のある方や個人天体(太陽・月・火星・水星・金星)の多い方でみてください。

実例を見る事で、ご自身でもわかりやすくなると思います!

上側に偏っている:社会活動が大切になる。社会と関わらないと価値を感じられない場合も
下側に偏っている:自分の個人的な活動が大切。自由時間・趣味時間がないと苦しくなる

左側に偏っている:自分だけで人生を広げたり、決定することができる。コレ!っていうやりたい事がある。
右側に偏っている:人との関わりで人生が広がっていく。特にやりたい事や目標がない場合も多い。

上側&左側:典型的な経営者の偏り。やりたい事が湧き出て新しいサービスを作ったりする
上側&右側:フリーランスになるとしても、業務委託や客注メイン

下側&左側:自分で自分の好きなことを愛でる。仕事なら家で人とあまり関わらずできる仕事
下側&右側:趣味を通じて人と「これいいよねー!」っていう活動する。

下側の人たちは好きなことをする時間が絶対的に大切なので、働き方改革が入ってるような会社に勤めるのがいいですね。

ざっくりですがこんな感じのイメージで見ていただければOKです

実例1:ラビットクロースさん

ラビットクロースさん(@yet_Novice)

わかりやすいように上下左右を分断する線を引いてあります。

どうですか?まずは見事に左側に偏ってることが誰の目にも明らかだと思います。とてもわかりやすい偏り方なのでトップバッターにさせていただきました。

こういう偏り方をしているホロスコープが、典型的な他人と関わることで人生が広がり進んでいく人間ですね。

ここまで偏っていると、自分がやりたいことっていうのがあんまりないかな…?と思います。求められたらやるけど…みたいな。

上下で見ると、上側に多いことがわかります。社会とのつながりは必須です。隠居とか考えなくていいです。生涯現役よ。

そして6ハウスに冥王星・火星のコンジャンクションという、私が「社畜の星」と呼んでいる星配置を持っているのが特徴的ですね。

ラビクロさんは12月に会社員を辞められますが、湧き出るアイディアを活かしてファーストペンギンになるぞ!俺がやりたいのはこれだ!!!と言うよりも、顧客と契約を結んで人のために働くことでお金を貰えるタイプですね。

褒められたり注目が集まることで土台や自己信頼が強く高まるタイプなので、褒めをキャッチできる環境に身を置くことが会社に縛られない生き方を継続していく中で大事になります。(あまりに下側がスッカスカなので下側を満たすヒントをいれておこうと思いました)

実例2:めぐみさん

太田めぐみさん(@web_lyric)フリーでWebデザイナーをされている方です。

9ハウスに個人天体が3つも集まってるのが気になり、一言申したい気分になりますが今回はそういった占断ではないのでグッと我慢し、ざっくりと見ていきましょうね。

上下分け6/4、左右分け5/5で比較的偏りのないタイプかなと言えます。

活動宮も多いので、必要があれば切り替え可能ですが、ライツのある上側・左側に比重が寄っています。

社会との繋がりが重要かつ、自分で人生の色々を決め開拓していくタイプです。
会社員や専業主婦よりも、フリーでやったり裁量のある働き方がおすすめで、既にそのように生活されています。

チャートルーラー&カルミネート天体の太陽を生かして、センスと堅実さで仕事を広げていってほしいですね。

特筆すべき点としては、太陽・月・土星の複合アスペクトがありますね、これは使いやすいしいいアスペクトですよ!

この良いアスペクトをさらに生かすヒントを書いておきましょう…『細部まで手を抜かず、こだわる事』です。使う人のことを考えた丁寧さを意識すれば、このアスペクトをさらに活かせます。(アスペクト自体は意識しなくても使えるよ)

ご参考に。

まあ太陽牡牛座なので既に丁寧そうですけどねー

実例3:おつむさん

3番手はおつむさんです。またまた9ハウスがクローズアップされてる民!続きますね。
ASCに冥王星が重なっているので、カリスマ性があって何かを破壊&再生する人ですねぇ。

おつむさんは上下左右共に完璧な5:5です。

ただし優劣はつけることが可能です(個人天体の数とライツがどっちにあるか)上と右が優勢です。

バリバリ働くマン!結構野心家というか、上昇志向の強い方なんじゃないかな〜と感じますね。
負けず嫌いで頭角を表してやる!っていうモチベーションが高いので、大企業なんかでは天井が見えてくると萎えぽよになりやすいといえます。

上まで登っていけそうな小さい会社か、自分で会社を起こすのがおすすめ

無能な上司とか絶対許さなそう

そして右寄りなので、他人との関わりで人生に発見や気づきが増えていく特徴があるので、たくさん人と関わってくださいね!

早期リタイアで趣味活!などとは無縁のお人で、年を重ねても仕事や地域活動で活躍していくことでしょう。

実例4:ほしこさん

ほしこさん(@hosiko4649)イラストレーター

続いてほしこさん。

ようやく下側に偏ってる人が来ましたよ!!我がサイトには貴重な人材です!

下側に偏っている方は、趣味活・主婦的な働きをする人生タイプの方です。
家にいる時間が長い、ともいえますね。

しかしながら、お昼の生まれでチャートルーラーでありライツの太陽が頂点で輝いてますから、外に出ると目立つことでしょう。

おつむさんと同じく、火星が目立つ位置にあるので負けず嫌いで自分の仕事・役割に対する誇りがあります。
特に牡牛座なので頑固者なので、働くにしても自由にやれるフリーの方が向いているかなという感じ。

不動宮の星座が多く、アングル自体も不動宮の星座なので、あれこれ色々やるよりもひとつを極める職人的な生き方が向いています。

実例5:しーさん

しーさん(@umi59061247)インスタグラマー

5人目のしーさんです。しーさんはインスタグラマーの方です。

上下では下が6個なので、ほしこさんと同じく自分の楽しみを追求していくタイプ。

そして左右の偏りは、チャートルーラーと太陽のいる左側かな、自分の内側からやりたい事が湧き上がってきて、人の言うことを聞くというよりも自分で決めて自分でやっていくタイプ

自分の楽しみ×内側からでてくる閃きを掛け合わせて生きていく人です。ちょっと羨ましい。かなり楽しそうです。

土星は動きが遅めなので同年代は同じ星座に位置します。世代が違う人と関わるのが重要ですね

実例6:ももふみさん

ももふみさん(@momofumi_pg)医療のお仕事をされています。

最後はももふみさん

上に8個、右に6個で上側・右側タイプです。

外で社会と関わるような活躍をして、人と関わることで世界が広がっていくタイプですね。

乙女座の月・12ハウスにチャートルーラー、さらに魚座太陽と「おおっ医療従事者っぽい!」という特徴がたくさん見られて面白いですね!!(面白いのは星オタの私だけと言う可能性)

ほとんどの星が上側にありますが、月がポツンと4ハウスに入っているのでお家での時間も大切にしてほしい配置です。

さらにももふみさんにも、めぐみさんにもあった小三角の複合アスペクトがあります。冥王星を頂点とした、月と海王星のアスペクトで、エレメントは同じく水と地。内側が忙しいタイプ。

このアスペクトをさらに意識的に使っていくのにおすすめなのが「自分の力を遠慮せず振るうこと」です。立場や肩書きによっては、遠慮したりすると思うんですが……いらない遠慮は捨てた方が吉です。(医療ドラマ見いてると看護師の立場って低いよね、なのでいらない遠慮の度合いはご自分で見極めてください)

さらに自分の力を遠慮せず振るえるように、自分に自信や知識をつけておくことをおすすめします。

まとめ

6名の方の実際のホロスコープを見ながら、上下左右の割り方とそれぞれの特徴を解説してみました。

まず単純に星の数を数えて、多い方が偏ってるとみてください。

上側に偏っている:社会活動が大切になる。社会と関わらないと価値を感じられない場合も
下側に偏っている:自分の個人的な活動が大切。自由時間・趣味時間がないと苦しくなる

左側に偏っている:自分だけで人生を広げたり、決定することができる。コレ!っていうやりたい事がある。
右側に偏っている:人との関わりで人生が広がっていく。特にやりたい事や目標がない場合も多い。

そして星の数が5:5なら太陽や月のある方、個人天体の多い方をメインに捉えてみてください。チャートルーラーとかはわからない方が多いと思うので、無視していただいて結構です。

さすがに私の元副業用アカウントの繋がりの方々ばかりだったので、上側偏りの人が多かったですね。多分ゲーム趣味繋がりの人などで見るとまた違う偏り方をしている人が多いんじゃないかなぁと思います!

自分や家族がどこに価値・比重を置いているのか、みてみると面白いですよ。それでは!

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